
格安SIMって一体どのようなサービスなのでしょうかね?

名前は聞いた事があるけれど、サービスなどを知らない人は多いんだよね!
なので今回は格安SIMについて解説していくね!
最近ではたくさんの格安SIM会社があるので、その存在は広く知れ渡っています。
「格安SIMは安いって聞くけど、実際どうなの?」
「安いってことは、品質が悪いのでは?」
「なんとなく、大手キャリアの方が安心かな?」
そんな疑問や疑念を持つ方も多いはず。
格安SIMにはメリットもあればデメリットもあります。
「格安」というほどですから、もちろん安さが最大の売りです。
大手キャリアから格安SIMに乗り換えた場合、月額で5,000円以上もスマホ料金を節約できるケースも珍しくありません。
年間で6万円、家族4人分なら24万円……かなり大きいですよね。
はたして格安SIMが実用的なのか、詳しく読み進めていきましょう。
そもそも格安SIMとはどんなもの?

冒頭で説明したように、格安SIMを使えば文字通りスマホ料金が「格安」になります。
そもそも格安SIMとはどんなものなのか、解説していきます。
格安SIMを提供している会社は「MVNO」と呼ばれています。
「MVNO」は独自の基地局(回線)を持たずに、大手キャリアに回線利用料を支払って、利用者にサービスを提供しています。
大手キャリアは、独自で基地局を設置したり、全国各地に店舗を構えたりと多くのコストをかけてサービスを提供しているので、その分利用料金が高くなっています。
一方格安SIMは店舗数も少なく、回線利用料を支払うだけでいいので少ないコストで済み、必然的に安くサービスを提供できるのです。
SIMカードを交換すればすぐに格安SIMを使える
格安SIMは基本的に大手キャリアの回線を使って提供されていることがわかりましたよね。
格安SIMだからと言って回線の仕組みが大きく変わるわけではないので、今お持ちのスマホに格安SIMのSIMカードを挿し替えればすぐに使うことができます。
格安SIMをネットで注文した場合、自宅に届くのはSIMカードのみ。
届いたSIMカードを挿し替えるだけで、かんたんに格安SIMがつながります。
私がはじめて格安SIMに乗り換えたときは、あまりにも作業がかんたんなので逆に不安になりました(笑)
【注意!】SIMロック解除が必要な場合がある
格安SIMに乗り換える場合に注意したいのが、どのキャリアの回線を使っているのかという点です。
回線元が変わる場合は、SIMロック解除手続きをしなければ、格安SIMを使うことができません。
(例)
《ドコモ》⇒《ドコモ回線の格安SIM》
└SIMカードを入れ替えるだけですぐに利用可能
《ドコモ》⇒《au回線の格安SIM》
└格安SIMを使うには、SIMロック解除手続きが必要
どのキャリアの回線でサービスを提供しているかは、それぞれの格安SIM会社が公開しています。
必ずチェックをして、あせることのないようにしましょう。
事前にSIMロック解除の手続きをしておけば、格安SIMを選ぶときに選択肢が増やせるのでいいかもしれませんね。
SIMロック解除は、各キャリアのマイページからか、店舗でかんたんにできます。
通話・通信に品質は大丈夫?
格安SIMで心配になるのが、通話や通信の品質ですよね。
いくら価格が安くても、品質が悪いようでは困ります。
まず通話品質については、基本的に大手キャリアと変わりません。
先に紹介したように、大手キャリアの回線をそのまま利用しているので、通話品質で困ることは基本的にないと思って大丈夫です。
しかし、通信品質については大手キャリアよりも速度が遅いケースがほとんどです。
その理由は、格安SIMが大手キャリアから回線を借りる際に、一度に使えるデータ量を決めているからです。
同時に多くの人がデータ回線を使えば、その分回線速度は遅くなってしまいます。
大手キャリアと同等の通信速度を求める場合は、格安SIMにへの乗り換えはよく検討が必要です。
とは言え、最近では格安SIMで提供される通信速度もかなり改良されています。
高品質の動画閲覧ではカクカク止まることもあるかもしれませんが、ネット検索やLINE程度であれば格安SIMでも十分ストレスなく利用できます。
【格安SIM】4つのメリット

それでは、格安SIMのメリットについて紹介していきます。
格安SIMのメリットは以下の4つ。
・月額の支払いが安い!
・多くの格安SIM会社から選べる
・料金体系がシンプルでわかりやすい
・これまでの電話番号を引き継げる
それぞれをくわしく解説していきます。
メリット①月額の支払いが安い!
これまでにも何度も紹介しましたが、格安SIM最大のメリットが価格の安さです。
スマホ代が安く済むに越したことはありませんよね。
大手キャリアを利用している人の月々の平均支払額は8,000円〜10,000円と言われています。
それが格安SIM利用者の場合、2,500円〜3,000円と大幅に下がります。
スマホ代が5,000円安くなるというのも、決して大げさではありません。
私がはじめて格安SIMに乗り換えて最初の請求を見た時は、その安さにうれしくなり、意味もなく何度も利用明細を見ていました。
メリット②多くの格安SIM会社から選べる
格安SIMを提供している会社はたくさんあります。
価格.comによると、大手キャリアをのぞくキャリア・格安SIMを提供している会社は25社。
「楽天モバイル」「LINEモバイル」「UQモバイル」「BIGLOBEモバイル」などは比較的有名なので聞いたことのある方も多いでしょう。
大手キャリアは「ドコモ・au・ソフトバンク」と選択肢が少ないですが、格安SIMはたくさんの会社から選ぶことができます。
それぞれの格安SIMで独自のサービスを提供しているので、ご自身の利用状況に一番合う格安SIMがきっと見つかるはずです。
メリット③料金体系がシンプルでわかりやすい
大手キャリアでスマホを契約する場合、プランやオプションがたくさんあって、わかりづらいと感じたことはありませんか?
「このオプションをつけると〇〇円安くなります」
「1ヶ月以内に解約していただければ料金はかかりません」
なんてことを言われた経験のある方は多いはず。
格安SIMはプランが明確でオプションもさほど多くないので、シンプルでわかりやすくなっています。
その分サービスも限定的で、大手キャリアではオプションでつけることができる海外での通話も、格安SIMではできなケースがほとんどです。
大手キャリアでたくさんのオプションを利用していない場合は、格安SIMのシンプルな料金体系で特に不都合となることはないでしょう。
メリット④これまでの電話番号を引き継げる
格安SIMではこれまでの電話番号をそのまま引き継げます。
これは大手キャリア同士でもできるサービスですが、同様に格安SIMも対応しています。
「格安SIMに変えることで、電話番号が変わってしまうのでは?」
と思っていた方は安心してください。
電話番号そのまま引き継いで、格安SIMに乗り換えることができます。
【格安SIM】4つのデメリット

つづいて、格安SIMのデメリットについて紹介していきます。
格安SIMのデメリットは以下の4つ。
・店舗が少ないのでトラブル対応は電話かネット
・通信速度が不安定
・キャリアのメールアドレスが使えない
・電話のかけ方が変わる場合がある
それぞれをくわしく解説していきます。
デメリット①店舗が少ないのでトラブル対応は電話かネット
格安SIMを提供している会社は、店舗をほとんど構えていません。
大手キャリアでは困ったことがあった場合、店舗に行けばだいたいのケースは対応してもらえます。
しかし格安SIMの場合、ほとんどの場合で電話かネットで問い合わせるしかありません。
実際に症状を見てもらえず、うまく説明できない場合は困ってしまうかもしれませんね。
さらに電話での問い合わせの場合、オペレーターにつながるまでに長時間待たされるかもしれません。
店舗がないということをデメリットに感じる方も多いはずです。
デメリット②通信速度が不安定
先にも紹介しましたが、格安SIMの通信回線は大手キャリアと比べて速度が遅い場合がほとんどです。
格安SIMには、同時にどれだけの人が利用しているかで通信速度が変わります。
比較的回線が混雑して、通信速度が遅くなりやすいのが以下の時間帯です。
・午前7時〜9時(通勤/通学)
・午後0時〜2時(お昼休み)
・午後9時〜11時(帰宅後)
LINEやネット検索程度であればそこまで問題はありませんが、動画閲覧などには支障が出てしまう場合があります。
デメリット③キャリアのメールアドレスが使えない
格安SIMではメールアドレスがもらえません。
大手キャリアでは、以下のメールアドレスを使うことができます。
・〜@docomo.ne.jp
・〜@ezweb.ne.jp
・〜@softbank.ne.jp
しかし、格安SIMではメールアドレスをもらえません。
格安SIMに乗り換える場合は、メールアドレスを切り替える必要があります。
Googleの「〜@gmail.com」やyahooの「〜@yahoo.co.jp」などのフリーメールアドレスは、使い勝手がいいので切り替える場合におすすめです。
日頃からキャリアのメールアドレスを活用している場合は、アドレスの変更手続きや連絡の手間がかかるので、わずらわしいと感じるかもしれません。
デメリット④電話のかけ方が変わる場合がある
格安SIMの会社によっては、独自の電話アプリを提供しています。
独自のアプリを通した場合に限り、「通話料が10分間無料」などプランはさまざまです。
これまで大手キャリアで利用していた電話アプリとは使い方が変わるので、場合によっては使いにくいと感じるかもしれません。
電話アプリの使用感ついては、契約前にはなかなか気がつけない盲点になりがちです。
私自身も過去に「この電話アプリ使いにくい!」と感じた経験があります。
独自の電話アプリが用意されている場合は、事前にネットで使用感などを調べてみるといいかもしれません。
まとめ

格安SIMについてくわしく解説していきました。
格安SIMの最大のメリットはなんといってもその料金の安さです。
大手キャリアの回線を借りてサービスを提供しているので、コストをおさえて安くサービスを提供しています。
手持ちのスマホに格安SIMのSIMカードを挿し替えるだけで利用できるのでとてもかんたん。
格安SIMのメリット・デメリットは以下の通り。
《メリット》
・月額の支払いが安い!
・多くの格安SIM会社から選べる
・料金体系がシンプルでわかりやすい
・これまでの電話番号を引き継げる
《デメリット》
・店舗が少ないのでトラブル対応は電話かネット
・通信速度が不安定
・キャリアのメールアドレスが使えない
・電話のかけ方が変わる場合がある
デメリットもありますが、「月額料金が5,000円も安くなるのであればそれも受け入れられる」と感じる方も多いでしょう。
格安SIMを提供している会社はたくさんあるので、ご自身の利用状況にあったものを契約することで、今よりも安く、快適に利用できるかもしれませんね。